欧州自動車工業会(ACEA)は17日、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の7、8月の新車販売(登録)統計を発表した。7月は前年同月比5.6%増の104万1,683台、8月も同2.1%増の66万9,395台と好調で、前年同月超えは8月で12カ月連続となった。1~8月の累計は前年同期比6.0%増の833万6,159台だった。
7月の国別では、フランスが前年同月比4.3%減と主要国では唯一、販売が落ち込んだが、イタリア(5.5%増)、英国(6.6%増)、ドイツ(6.8%増)、スペイン(11.1%増)は前年同月を上回った。
8月は、フランスが2.6%減少したほか、ドイツ(0.4%減)とイタリア(0.2%減)も低調だった。英国(9.4%増)とスペイン(13.7%増)は好調だった。
8月のメーカー別の販売は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが9.4%増の18万7,429台と好調。フランス勢は、PSAグループが1.0%増の6万5,448台だったのに対し、ルノー・グループは3.1%減の6万2,305台にとどまった。
日本勢では、日産(1.6%増)、マツダ(14.7%増)、ホンダ(5.7%増)、三菱自(60.2%増)が前年実績を上回ったが、トヨタグループは6.2%減、スズキも1.5%減となった。