独自動車部品・センサーメーカーのパラゴンは9月2日、中国の常州日盈電器有限公司(Jiangsu Riying Electronics、以下R&Y)と合弁事業設立についての枠組みで合意した。車内の空気を良好に保つためのセンサーなど自動車用の電気電子部品を中国で生産・販売する。中国当局の認可を経て、合弁会社を設立する。
R&Yは江蘇省常州に本社を置く。自動車やオートバイ向けに窓ガラスのウォッシャーシステムやセンサー、コネクタ、ワイヤーハーネス、射出成形部品などを生産している。
パラゴンは上海に販売拠点として現地法人パラゴン・オートモーティブ・テクノロジーを持っている。今回の合意により、この現地法人を合弁会社に変更する。出資比率はR&Yが35%、パラゴンは65%。生産は常州で行い、上海では管理や販売業務を担当する。
パラゴンは事業の国際化を進めており、合弁会社の設立により中国事業を大幅に強化する。同合弁会社では近く最初の受注を獲得できる見通しで、2015年にも生産を開始できると見込んでいる。