欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2015/1/23

企業情報 - 部品メーカー

独ボッシュ、車載Li-ion電池の再利用プロジェクトに参加

この記事の要約

独自動車部品大手のボッシュは21日、独自動車大手のBMWとスウェーデン電力大手のバッテンフォールと協力し、電気自動車に搭載されたリチウムイオン電池を定置用電池として再利用するプロジェクト「セカンド・ライフ・バッテリーズ」 […]

独自動車部品大手のボッシュは21日、独自動車大手のBMWとスウェーデン電力大手のバッテンフォールと協力し、電気自動車に搭載されたリチウムイオン電池を定置用電池として再利用するプロジェクト「セカンド・ライフ・バッテリーズ」を開始すると発表した。

電気自動車100台分以上の使用済みリチウムイオン電池を使用して、ハンブルクに出力2メガワット(MW)、容量2メガワット時(MWh)の定置用電池設備を設置する計画。この定置用電池設備は2015年末に稼働する予定。4人構成の一般家庭30世帯の7日分の電力需要に対応できる能力を持つという。

BMWは「アクティブE」と「i3」に搭載したリチウムイオン電池を今回のプロジェクトに提供する。ボッシュはこれらの電池の組み立てとシステム制御技術を引き受ける。バッテンフォールはハンブルクにある同社の敷地内に定置用電池を設置し、10年間稼働させる。

ボッシュのフォルカー・デナー社長は今回のプロジェクトについて、「我々はエレクトロモビリティーが将来大きな市場に成長すると見ており、また、エレクトロモビリティーに関連して、(定置用電池など)様々な新しい事業モデルやソリューションが広がる」との見解を示している。

企業情報 - 自動車メーカー
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |