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2015/4/30

企業情報 - 部品メーカー

GKN、MGの新型SUVにAWDシステムを供給

この記事の要約

英GKNドライブラインは4月23日、上海汽車(SAIC)傘下のスポーツカーブランド、MGの新型コンパクトSUV「GS」に全輪駆動(AWD)システムを供給すると発表した。GKNはグローバルな一次サプライヤーとして初めて中国 […]

英GKNドライブラインは4月23日、上海汽車(SAIC)傘下のスポーツカーブランド、MGの新型コンパクトSUV「GS」に全輪駆動(AWD)システムを供給すると発表した。GKNはグローバルな一次サプライヤーとして初めて中国でAWDシステムの設計、開発、生産を手がける。GSには前輪駆動(FWD)システムも供給する。

GKNと華域汽車系統(HASCO)との合弁会社である上海GKNドライブシャフト(SDS)がオンデマンドAWDシステムを開発し、GSに組み込んだ。このシステムは2駆モードと4駆モードをスムーズに切り替えることができ、最適な効率、トラクションおよびパフォーマンスを実現する。

GSはドライバーのインプットや車両姿勢、道路状況に即座に反応するGKNのソフトウエアを搭載している。このソフトウエアは車両やドライブラインのセンサーから送られるデータを利用して燃費や性能、安定性を向上させるダイナミックトルク配分機能を提供する。トルクの高精度なコントロールによって凍結路面やグリップ不足の状況でもスリップを防ぎ、オンロードでもオフロードでもトラクションを改善する。

GKNのプログラムディレクターを務めるワン氏は、「ドライブラインにより多くを求める自動車メーカーはGKNを選ぶ。MG GSのAWDシステムはコンパクトで重量、効率、コストを最適化しながら目覚ましい性能を発揮する」と述べている。

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