欧州自動車工業会（ACEA）が15日発表した欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）の11月の新車販売（登録）台数は、前年同月比13.7％増の108万5,259台となり、27カ月連続の増加となった。1～11月の累計は前年同期比8.7％増の1,260万3,855台となり、11月までですでに2014年通期の実績を超えた。
主要5カ国の11月の販売は、スペイン（25.4％増）、イタリア（23.5％増）、フランス（11.3％増）が2ケタ増となり、ドイツ（8.9％増）も大幅な伸びを示した。英国は10月に前年同月を下回っていたが（1.1％減）、11月は3.8％の増加に転じた。
11月のメーカー別販売は、2ケタ増の伸びを示すメーカーが多い中、最大手のフォルクスワーゲン（VW）・グループは4.1％増と小幅な伸びにとどまった。
日本勢は、マツダ（38.0％増）、スズキ（34.0％増）、ホンダ（25.4％増）、三菱自（18.9％増）が大幅な2ケタ増を確保。トヨタ・グループ（6.1％増）、日産（5.4％増）は小幅な伸びにとどまった。
