独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は1月6日、自動画像処理技術を得意とするオランダのモービルアイと戦略提携すると発表した。カメラベースのリアルタイム画像処理技術の開発で協力し、自動運転システムや運転支援、安全システムの技術力を強化する。
両社は米ラスベガスで同日開幕した世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で戦略提携に関する趣意書に署名した。具体的には、モービルアイが開発する光学センサーシステムをフォルクスワーゲンのモデルのフロントカメラに採用する計画としている。
今回の提携は、欧州に限定するものであり、自動運転技術で重要となるリアルタイム画像処理技術と高度な精密デジタル地図の連携に重点を置く。同技術がより多くの車両に採用されると、車両周辺の情報をより詳しくリアルタイムで認識できるようになる。