マニエッティ・マレリ、中国に自動車照明システムの合弁設立

伊自動車部品大手のマニエッティ・マレリは12月21日、中国の長春福迪装備技術開発(Fudi)と自動車用照明システムおよび部品を製造・販売する合弁会社を設立する合意書に署名したと発表した。長春の経済技術開発地域に工場を建設し、中国北東部に事業拠点を持つ内外の自動車メーカーに製品を供給する。両社はすでに2012年からパワートレイン部品を生産する合弁会社の運営で協力関係にある。

新しい合弁会社の出資比率は、マニエッティ・マレリの独子会社であるオートモーティブ・ライティング・ロイトリンゲンが60%、Fudiが40%となる。長春の工場は2016年第1四半期に着工し、2017年第1四半期から生産を開始する予定。同工場では、ハロゲン、キセノンランプのほか、高性能のLED照明器具を生産する。従業員数はフル稼働体制で約800人となる予定。

マニエッティ・マレリの照明事業は中国に自社工場2カ所と合弁工場1カ所を保有しており、長春工場は同社にとって中国で4カ所目の照明工場となる。また、オートモーティブ・ライティング・ロイトリンゲンは上海に中国事業本部と研究開発(R&D)センターを置いている。

オートモーティブ・ライティング・ロイトリンゲンは1999年にマニエッティ・マレリと独自動車部品大手ロバート・ボッシュの合弁会社として設立された。現在はマニエッティ・マレリの100%子会社となっている。

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