スウェーデンの乗用車大手ボルボ・カーズは6日に開幕した世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、同国通信インフラ機器大手のエリクソンと共同開発した自動運転車用のメディアストリーミング技術を発表した。
ボルボは、エリクソンのネットワークやクラウド技術の活用により、自動運転中に高品質のコンテンツをスムーズに視聴できるサービスの実現を目指している。将来は、目的地までのルートとネットワーク環境を分析して、自動運転が行われる走行時間に合わせて高品質のコンテンツを中断しないで視聴できるサービスを提供できるようになるとの見解を示している。
また、エリクソンの調査によると、今後数年以内に、移動通信データの約70%が動画になる見通しという。同社は、このような状況に対応するためには、高速道路を走行するさまざまな車両にサービスを提供するだけでなく、高品質の動画サービスを途切れなく提供するためには、高度な接続性(コネクティビティ)やクラウド、分析ソリューションが必要になると指摘している。