南欧諸国の新車販売、好調に推移

南欧諸国の新車販売が好調だ。ドイツと英国でも販売は伸びており、15年は西欧主要5カ国すべてで新車登録が前年を上回った。

フランス自動車工業会(CCFA)によると、同国の2015年12月の乗用車新車登録は、前年同月比12.5%増の18万3,724台に拡大した。15年通期の販売も前年比6.8%増の191万7,230台と前年を上回った。

12月単月では、ルノー・グループが前年同月比26.7%増の5万2,637台と好調で、PSAプジョー・シトロエンは7.7%増の4万5,508台だった。15年通期では、ルノー・グループが前年比5.2%増の47万9,945台、PSAは4.2%増の55万8,715台とほぼ同水準の伸び率を確保した。

スペインとイタリアは、12月単月、15年通期のいずれも大幅な2ケタ増となった。スペインは、12月の乗用車新車登録が前年同月比20.7%増の8万8,609台、15年通期でも前年比20.9%増の103万4,232台に拡大した。同国では、新車買い替え補助金制度が販売増に寄与している。イタリアも12月単月が18.65%増の10万9,395台、15年通期は15.75%増の157万4,872台と大幅に伸びた。

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