トルコ自動車販売協会(ODD)によると、同国の2015年(1~12月)の国内新車販売(乗用車および小型商用車)は96万8,017台となり、前年に比べ26.1%増加した。内訳は、乗用車が23.54%増の72万5,596台、小型商用車は34.42%増の24万2,421台だった。ODDは2016年の国内新車販売(乗用車および小型商用車)について昨年をやや下回る90万~95万台を予想している。
2015年の乗用車販売のうち電気自動車は120台で、ディーゼル車の割合は全体の61.78%、オートマチック車は全体の49.90%を占めた。セグメント別では、Cセグメントが37万8,141台(市場シェア:52.11%)で最も多く、税率の低いA、B、Cセグメントを合わせると全体の82.90%を占めた。また、ボディタイプ別では、セダンが35万1,598台(市場シェア:48.46%)で最も多かった。
小型商用車のボディタイプは、バン(17万2,788台、市場シェア:71.28%)が最も多く、以下、軽トラック(2万8,599台、11.8%)、ミニバス(2万5,923台、10.69%)、ピックアップ(1万5,111台、6.23%)の順だった。
なお、12月単月の国内新車販売(乗用車および小型商用車)は、前年同月比6.25%増の15万6,173台だった。うち、乗用車が3.89%増の11万4,340台、小型商用車は13.26%増の4万1,833台だった。
■ 15年の自動車生産・輸出、過去最高を記録
トルコ自動車工業会(OSD)によると、2015年1~12月の同国の自動車生産と輸出台数がそれぞれ過去最高を記録した。
自動車生産(乗用車、小型商用車、バス、トラック)は前年比16%増の135万8,796台に拡大した。乗用車に限定すると、8%増の79万1,027台となる。
輸出は、全体で前年比12%増の99万2,335台となり、乗用車のみでは4%増の60万4,683台だった。