VWブランド、車両開発の組織構造を刷新

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は20日、車両開発の新しい組織構造を発表した。車両タイプ別に4グループに分けて、各グループがコンセプトの開発からモデルのライフサイクルの終わりまで責任を持つ仕組みとした。

具体的には、◇「スモール」(「アップ」、「ポロ」など)◇「コンパクト」(「ゴルフ」など)◇「中型・フルサイズ」(「パサート」、「シャラン」、「トゥアレグ」など)◇「BEV(バッテリー式電気自動車)」――の4グループ構造とする。これに加えて、各グループのマネージャーをサポートする戦略・製品部門を設けた。

新体制は、開発、財務、生産などの分野を超えた協力を強化して、技術、品質、コスト・開発期限の順守、経済性などの課題に取り組む狙いがあるという。各グループの責任者は、VWブランドを統括するヘルベルト・ディース氏に直接、報告することになる。

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