欧州自工会、16年の新車販売は成長鈍化を予想

欧州自動車工業会(ACEA)は21日、欧州連合(EU)の新車販売の成長が2016年は乗用車、商用車のいずれも前年を大きく下回るとの見通しを明らかにした。乗用車の16年の新車販売は約2%増の約1,400万台にとどまると予想している。商用車も乗用車と同様に16年は成長が鈍化する見通しを示している。

15年の乗用車販売は前年比9.3%増の1,371万3,526台と大幅に伸びた。商用車も15年は前年比12.4%増の207万9,322台と2ケタの増加幅だった。

ただし、ACEA は、EUの15年の乗用車販売が、経済危機前の水準である2007年の1,550万台を依然として下回る、と指摘する。ACEA によると、EUの乗用車生産も2015年は前年比6.2%増の約1,590万台に伸びたが、2007年の約1,700万台より低い水準にある。

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