BMWとフィスマン、エネルギー管理の合弁設立

独高級車大手のBMWグループは13日、独暖房システム大手のフィスマン・グループとエネルギーマネジメントを事業とする合弁会社「デジタル・エナジー・ソリューソンズ」を設立すると発表した。

合弁会社の出資比率はそれぞれ50%で、各社から経営幹部を送り込む。本社はミュンヘンに置く。当初は、ドイツおよびオーストリアで、産業および商業分野の小規模・中堅企業にサービスを提供する。

BMW、フィスマンの両グループはそれぞれの工場で省エネや二酸化炭素(CO2)排出量削減、再生可能エネルギーの利用拡大などに取り組んできた。合弁会社は、BMWグループが開発したエネルギー管理用のITシステム(スマート・エナジー・バックボーン)など、両社がこれまでに蓄積してきた省エネや再生可能エネルギー活用に関するノウハウをコンサルティングやプランニングサービスなどとして外部に提供していく。

BMWは現在、電気自動車の顧客向けに公共充電スタンドの情報や決済サービスを提供する「チャージナウ(ChargeNow)」を展開している。また、将来は新品・中古の高圧電池を使用した定置型充電池の事業化も計画しているという。

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