ドイツ連邦議会(下院)議長補佐機構はこのほど、2017年8月から連邦議会議員が移動に使用する車両として電気自動車の採用を始めることを決定したもようだ。
dpa通信によると、今回の決定は2017年7月31日に現行の運転サービス運営会社との契約が終了することを受けた措置。連邦議会はこれまで、ベルリンでの議員の移動用に上級中級車を約100台投入していた。2017年夏に同レベルのクラスで電気自動車の調達が可能であれば、採用する方針という。
ドイツ連邦陸運局(KBA)によると、2015年の同国の乗用車新車登録(320万6,042台)のうち、電気自動車は1万2,363台と全体の0.4%にとどまった。連邦政府は、ドイツにおける電気駆動車(エレクトロモビリティー)の普及台数で2020年までに100万台を達成する目標を掲げている。エレクトロモビリティーには、純粋な電気自動車(EV)だけでなく、プラグインハイブリッド車や航続距離延長装置(レンジエクステンダー)搭載モデルも含まれている。