独自動車部品会社のプレーは2月1日、親会社である中国の電装部品メーカー寧波均勝電子と共同で、デジタルテレビチューナーなどを製造する独TechniSat Digitalから自動車事業部門TechniSat Automotiveを買収すると発表した。1月29日付けで当該契約に署名した。同事業部門は今後、Preh TechniSat Car Connectに社名を変更し、プレーと寧波均勝電子がそれぞれ50%を出資する。
プレーとTechniSat Automotiveの売上高を合計すると10億ユーロを超える。寧波均勝電子は同社の自動車エレクトロニクス事業分野の中で両社を、コネクティビティ、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)のグローバルプレーヤーとして事業を成長させていく計画だ。
一方、TechniSat Digitalは今後、コンシューマーエレクトロニクス事業部門に経営資源を注力する。
TechniSat Automotive(従業員数:約1,200人)は、自動車用のインフォテイメントやナビゲーション、コネクティビティ、テレマティクス分野向けに製品やソフトウエアを開発・生産している。ナビゲーションシステムでは、自動車メーカーに製品を供給するティア1(Tier1)サプライヤーとして自動車大手を顧客に持つ。中でもフォルクスワーゲン(VW)・グループを得意顧客としているという。