フィアット、15年は増収減益

欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) が1月27日発表した2015年12月通期決算の純利益は3億7,700万ユーロで、前期から40%減少した。増収となったものの、リコール費用や安全性に関する情報開示の問題で命じられた罰金などが響き、収益が悪化した。売上高は18%増の1,131億9,100万ユーロ。中南米での販売が落ち込んだが、SUV車「ジープ」の販売が世界的に伸びたことなどに支えられ、増収を確保した。