独コンチネンタル、米国に商用車用タイヤの新工場を建設

独自動車部品大手のコンチネンタルは9日、米ミシシッピー州のクリントン近郊に新工場を建設する計画を発表した。商用車(トラックおよびバス)用タイヤを生産する。長期的に約14億米ドルを投資する計画で、工場がフル稼働体制になると従業員数は2,500人となる予定。着工の具体的な日程は明らかにしていないが、2019年末に量産を開始する予定。

今回の計画は、同社のグローバル成長戦略の一環であり、新工場の建設によりアメリカ事業を強化する。コンチネンタルにとっては、米国ではこの5年間で2つ目のタイヤ工場の建設となる。

アメリカでは、北・中・南米で新品およびリトレッドタイヤ(再生タイヤ)の需要が同社の生産能力を上回るペースで伸びているという。サービス網の拡大により、運送会社の総合的なコストが減ることとなり、同社製品の付加価値が高まったことが販売好調に寄与した、と説明している。新工場の建設用地は400ヘクタールで、需要拡大に応じて工場を段階的に拡張することができる。

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