欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の1月の新車販売(登録)台数は、前年同月比6.2%増の106万1,150台に拡大した。販売増加は29カ月連続となる。
主要5カ国では、イタリア(17.4%増)とスペイン(12.1%増)が2ケタの伸びを示した。両国に比べ伸び率は小さかったが、フランス(3.9%増)、ドイツ(3.3%増)、英国(2.9%増)も前年同月を上回った。
主要メーカーでは、最大手のフォルクスワーゲン(VW)グループが前年同月比0.8%増の25万4,899台を確保した。VWブランド単独では3.8%減となったものの、アウディ(13.7%増)、シュコダ(5.0%増)は前年同月を上回った。このほか、フォード(11.4%増)、オペル・グループ(12.2%増)、起亜(13.2%増)、ジャガー・ランドローバー(53.8%増)が2桁増と好調だった。
日本勢では、マツダ(36.2%増)、ホンダ(41.9%増)、スズキ(20.2%増)が大幅な2桁増を確保。トヨタグループも2.8%増となった。三菱自(11.6%減)、日産(4.2%減)は低迷した。