米ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社であるオペルは11日、新たに開発した充電池を搭載する新モデル「アンペラe」を2017年に発売すると発表した。1回のフル充電による航続距離は従来モデルを大幅に上回り、手頃な価格で購入できる電気駆動車とする方針を示している。
オペルのカールトーマス・ノイマン社長は新モデルの発売に向け、「電気駆動車(エレクトロモビリティ)は温暖化防止や低エミッション化に大きく寄与する潜在性を持つ」と述べるとともに、新モデルでは価格の高さや航続距離が短いといった従来の電気駆動車の難点を全面的に改善しており、エレクトモビリティ分野において新たな可能性を持つモデルになると説明した。
「アンペラe」では、充電池を床下に配置し広い車内空間を確保した。同モデルは5人乗りのコンパクトクラスで、オンライン・サービス「オンスター」や最新世代のインフォテイメントシステム「インターリンク」も装備している。