独自動車大手のダイムラーは2月15日、ハンガリーのケチケメート工場の累計生産が50万台に達したと発表した。同工場は2012年3月29日に稼働し、現在は「Bクラス」、「CLA」、「CLAシューティングブレーク」のコンパクトカー3モデルを生産している。
ダイムラーのコンパクトカー(「Bクラス」、「CLA」、「CLAシューティングブレーク」および「GLA」)の販売は好調で、2015年通期は前年比25.8%増の58万2,531台を販売した。2016年1月の販売は前年同月比35.9%増の4万5,840台に達している。
ダイムラーはコンパクトカーを、ドイツのラスタット工場と中国の北京にあるダイムラーと北京汽車(BAIC)の合弁会社である北京ベンツ・オートモーティブ(BBAC)、ハンガリーのケチケメート工場の3カ所で生産している。
■ 物流倉庫を拡張・近代化
ケチケメート工場では現在、1,500万ユーロを投資して物流倉庫の拡張・近代化工事を行っている。生産ラインへ部品を供給するための物流倉庫を大幅に拡大するとともに、物流倉庫から生産ラインへの部品供給を自動・無人化する。
部品供給の自動化により不要となったスペースには従業員の休憩所などを整備する。この拡張・近代化工事はすでに2016年初めから始まっており、2016年夏にも完成する予定。