欧州商用車販売、1月は12.0%増

欧州自動車工業会(ACEA)が2月24日発表した2016年1月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における新車販売は15万9,712台となり、前年同月に比べ12.0%増加した。カテゴリー別では、バスが前年同月を下回ったものの、その他のカテゴリーはすべて2ケタ増の伸びを示した。主要5カ国では、英国が1.4%減少したが、スペイン(21.0%増)、イタリア(23.9%増)、フランス(11.7%増)、ドイツ(11.5%増)は好調なスタートを切った。

3.5トン以下の小型商用車は11.0%増の13万40台となり、29カ月連続の増加となった。

3.5トン超の中・大型トラックは19.1%増の2万6,762台と伸び幅が最も大きかった。主要国ではイタリアが1.1%減と低迷したが、英国(34.1%増)、スペイン(41.3%増)、ドイツ(11.4%%増)、フランス(8.6%増)は前年同月を大きく上回った。また、ポーランド(30.9%増)とオランダ(23.2%増)も大幅な2ケタ増となった。

16トン以上の大型トラックも18.4%増の2万1,989台と大幅な2ケタ増だった。同カテゴリーでもポーランド(34.3%増)とオランダ(23.0%増)は大幅な伸びを示した。

バスは0.2%減の2,910台にとどまった。主要国では、スペインが33.3%増と好調で、ドイツ(4.3%増)とフランス(2.3%増)も前年同月を上回った。一方、英国(26.8%減)とイタリア(10.0%減)は低迷した。

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