独機械メーカーのフリモ(Frimo)はこのほど、メキシコのプエブラに新工場を開設した。欧州域外では、デトロイト(米国)、上海(中国)に次ぐ3カ所目の製造拠点となる。メキシコには自動車メーカーや大手部品会社が多く進出していることから、新工場の建設を決めた。
メキシコ市場向けのサービスはこれまで米ミシガン州ウィクソムにある拠点が対応してきた。新工場は2015年9月に着工、生産棟は2,000平方メートル、オフィスは700平方メートルの設計となっている。すでに営業を開始しており、従業員数は年内に約35人に増える見通し。自動車産業向けの機械を生産し、保守サービスも提供する。
現地工場の建設により、保守サービスなどで迅速な対応が可能になった。プエブラには独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の工場があり、その他のメーカーの工場へのアクセスも良いことが決め手となった。