ジュネーブモーターショー開幕、世界30カ国から約200社・機関が出展

スイスで3月3日、第86回ジュネーブモーターショーが開幕した。今回は世界30カ国から約200社・機関が出展しており、120を超える世界・欧州初公開が計画されている。来場者数は13日までの11日間で65万~70万人が見込まれている。

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは、傘下のブランドから様々なSUVモデルを出展する。高級車ブランドのアウディは、コンパクトSUV「Q2」を世界初披露する。また、VWブランドからはコンパクトクラスのSUVモデルのコンセプトカーを、スペイン子会社のセアトは、同ブランド初のSUV「アテカ」を、チェコ子会社のシュコダはSUVのスタディモデル「ビジョンS」をそれぞれ出展する。ビジョンSはプラグインハイブリッド車(システム出力165kW/225PS)となっている。

ドイツ勢ではこのほか、メルセデス・ベンツが「Cクラス・カブリオレ」と「メルセデスAMG C43 4MATIC」のカブリオレおよびクーペを世界初披露する。

BMWは7シリーズから12気筒エンジンを搭載した「M760Li xDRIVE」を世界初公開した。最高出力610PSのツインパワーターボの12気筒ガソリンエンジンを搭載した同モデルは、時速0~100キロメートルの加速性能が3.7秒、走行100キロメートルの燃費は12.6リットル、走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は294グラムとなっている。BMWはその一方で、7シリーズのプラグインハイブリッド車も出展した。BMWは2016年7月からプラグインハイブリッド車のモデル名に「iパフォーマンス」を付け加える。