BMW、15年は増収増益

独高級車大手のBMWグループは9日、2015年通期決算の概要を発表した。詳細は3月16日の決算報告会で発表する予定。

9日発表した2015年通期のグループ売上高は前年比14.6%増の921億7,500万ユーロとなり、過去最高を記録した。販売が好調で、2015年の自動車出荷台数は前年比6.1%増の224万7,485台と、過去最高を更新した。営業利益(EBIT)は5.2%増の95億9,300万ユーロ。税引き前利益(EBT)は5.9%増の92億2,400万ユーロとなり、初めて90億ユーロの大台を超えた。最終利益も10.0%増の63億9,600万ユーロと初めて60億ユーロを超えた。

自動車部門の売上高は前年13.8%増の855億3,600万ユーロだった。EBITは8.2%増の78億3,600万ユーロで、EBITベースの売上高利益率は9.2%となった。

BMWブランドの出荷台数は5.2%増の190万5,234台。「2シリーズ」「4シリーズ」、SUV「Xシリーズ」の販売が好調だった。

電気駆動車を販売する「BMW i」ブランドの販売は、「i3」が前年比49.9%増の2万4,057台、「i8」は5,456台(2014年:1,741台)だった。

グループブランドのMINIは12.0%増の33万8,466台、ロールスロイスは6.8%減の3,785台だった。

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