日産キャシュカイの累計生産、マイクラ抜いて欧州首位に

日産自動車はこのほど、欧州における累計生産台数でクロスオーバーSUV「キャシュカイ」がコンパクトカー「マイクラ」を抜いて首位になったと発表した。英サンダーランド工場ではこれまで「マイクラ」の生産台数が最も多く、1992~2010年の18年間で計236万8,704台を生産した。「キャシュカイ」は2006年から同工場で生産しており、累計生産は2016年2月末時点で239万8,134台と、約10年の短期間でマイクラを超えた。

サンダーランド工場では2010年5月からキャシュカイを24時間体制で生産しており、2011年夏には累計生産が100万台を超えた。現在は1日あたり約1,200台を生産している。

日産は3月にスイスで開催されたジュネーブモーターショーで、欧州向けモデルでは「キャシュカイ」が最初に自動運転技術を採用するモデルになると発表した。自動運転の第一段階となる高速道路の単一レーンで安全な自動運転を可能にする技術で、日本市場では同技術を搭載したモデルを年内に発売する。欧州市場では2017年から「キャシュカイ」に同技術を採用する予定。

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