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2016/4/8

企業情報 - 自動車メーカー

PSA、成長戦略「プッシュ・ツー・パス」を発表

この記事の要約

仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンは5日、2016~2021年の成長戦略「プッシュ・ツー・パス」を発表した。また、1991年から「PSAプジョー・シトロエン」として事業を展開してきたが、「プジョー」「シトロエン」「 […]

仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンは5日、2016~2021年の成長戦略「プッシュ・ツー・パス」を発表した。また、1991年から「PSAプジョー・シトロエン」として事業を展開してきたが、「プジョー」「シトロエン」「DS」の3ブランド体制を象徴する社名「PSAグループ」に変更する。新しいロゴも発表した。

成長戦略「プッシュ・ツー・パス」では、乗用車26モデルと1トンのピックアップを含む軽商用車8モデルの計34の新モデルを市場投入する計画。プラグインハイブリッド車は7モデル、電気自動車は4モデルを発売する。また、コネクテッドカーや自動運転技術の開発も強化する。

営業利益は2016~2018年に平均4%、2021年までに6%の達成を目指す。グループ売上高は、2015年比で2018年までに10%増、2021年までにさらに15%増やす目標を掲げた。

同目標の達成に向け、デジタルサービスの提供で顧客1人あたりの売上高を伸ばすほか、アフターセールス、リース契約、中古車、モビリティサービス、フリートマネジメントでブランドを超えたサービスを提供していく方針を示した。

独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、PSAグループは従来のクラシックな自動車メーカーからモビリティサービスを提供する企業となるために、新興企業とも提携していく方針。地域別では、北米で知名度を高めるため、2017年からカーシェアリングサービスを開始する計画という。成長市場の北アフリカと中東向けにアルジェリアに工場を建設する計画も検討している。インドでは提携先を探しており、東南アジアでは2018年末までに中国以外に工場を建設することを計画している。

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