独自動車大手のダイムラーは11日、シュツットガルト市と物流会社ヘルメスが三菱ふそうトラック・バスの電気トラック「キャンターEセル」の実証試験を開始したと発表した。
シュツットガルト市は6トントラック4台を投入し、2台は道路工事や造園工事、2台はオフィス家具の輸送や廃棄物処理に使用する。実施期間は12カ月。ヘルメスは「キャンターEセル」1台を都市部での配送業務に投入する。
ダイムラーはポルトガルで「キャンターEセル」8台を使用して1年間の実証試験を実施した経験を持つ。同プロジェクトでは、電気トラックでは、通常のディーゼル車に比べ、走行1万キロメートル当たり、コストを1,000ユーロ削減することができることが分かった。