米自動車部品大手のネクスティア・オートモーティブは13日、ポーランドのティヒに建設した新しい生産棟を開設すると発表した。2016年半ばにはティヒに技術センターも開設する計画。投資は総額で1,600万米ドルを超える。また、数年以内に、最新技術を装備した設備などを導入するため投資を増やす計画もある。人員も増強する計画で、2017年末までに100人を超えるエンジニアを採用する予定。
ネクスティア・オートモーティブは欧州では、ポーランドのド南部のティヒとグリビツェに工場を持つ。新しい生産棟の建設により、電動パワーステアリング(EPS)システムの生産能力を増強する。EPSシステムは欧州では、BMWやゼネラルモーターズ(GM)、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)、PSAプジョー・シトロエンなどに供給している。
技術センターでは、新しいステアリングシステムのデザイン・開発に取り組む。デザイン、モデリング、ソフトウエア、プロトタイプの製造、車両試験、検証作業などを行う。EPSシステムの開発に加え、取引先の自動車メーカーの先進運転支援システム(ADAS)や自動運転技術の開発もサポートする。また、欧州のみにとどまらず、米ミシガン州サギノーにある本社やの技術センターや世界の拠点とも連携していく。