独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は18日、米カリフォルニア州の高等教育機関シンギュラリティ・ユニバーシティと提携すると発表した。インテリジェント・モビリティ、エレクトロモビリティ、自動運転、接続性(コネクティビティ)など、デジタル技術を活用する事業チャンスをこれまで以上に開拓することが目的。提携の始まりとして、4月20~21日にベルリンで「シンギュラリティU・ジャーマニーサミット」を開催する。
同会議には約600人が参加する予定。うち、VWからは100人が出席する。同会議では、モビリティ分野におけるイノベーションや組織、生産、人工知能、ロボット工学、3Dプリンタ、機械学習、バイオテクノロジー、デザイン思考などについて専門家が最新のトレンドを紹介し、議論する。会議は、スタートアップ、起業家、投資家、専門家の連携を促すプラットフォームとしての役割も担う。
VWからは管理職や専門家、将来を担う若い年齢層の一部社員が参加。新しいアイデアや知識にアクセスする機会とし、今後の事業に生かしていく。