独自動車部品大手コンチネンタルの子会社で車載器組込ソフトなどを供給しているエレクトロビット(EB)は18日、ルーマニアのティミショアラとインドのバンガロールに新たな開発拠点を開設すると発表した。電子制御ユニット(ECU)ソフトウエア「EB tresos」シリーズの製品やソフトウエア標準化団体「AUTOSAR(オートザー)」に準拠した次世代ソリューションの開発を強化する。2拠点の開設により、開発者を計80人増員する計画。
EBは、運転支援やナビゲーション、インフォテイメント、コネクテッドカー、自動車インフラなどさまざまな分野で、大手自動車メーカーや自動車部品メーカーにソフトウエアやサービスを提供している。
電子制御ユニット(ECU)ソリューションに求められる性能や信頼性、柔軟性は高度化し、複雑化している。このような状況に対応するため、2拠点の開設により、将来の製品・サービスの開発を見据えた事業基盤をさらに強化する。世界に広がる様々な顧客に対応するため、グローバルネットワークを構築する狙いもある。