デンソー(愛知県刈谷市)は4月25日、ドイツのリンダウ南部のリンダウに画像認識技術を開発する新会社を設立すると発表した。これにより交通事故の削減に寄与する先進安全の技術開発を強化する。
新会社デンソーADASエンジニアリングサービスは、デンソー・インターナショナル・ヨーロッパの100%子会社で、従業員数は2018年時点で約40人を予定している。
デンソーは今後、新会社と連携し、画像認識を用いた自動周辺環境のセンシング技術の開発を強化し、自動運転・高度運転支援に活用していく方針を示している。
■ フィコサ子会社との合弁解消
デンソーは2013年9月、スペインのフィコサ・インターナショナルのグループ会社でドイツのヴァイセンスベルクに拠点を置くアダセンス・オートモーティブ(以下、アダセンス)に50%を出資すると発表した。
アダセンスも先進予防安全にかかわる画像認識技術の開発を事業としていた。デンソーは今回の新会社設立に伴い、アダセンスとの資本関係を解消したと発表している。