三井物産 (東京都千代田区)、東レ (東京都中央区)、ヘキサゴンリンカーン (米ネブラスカ州リンカーン)の3社はこのほど、日本で車載用炭素繊維強化高圧水素タンクを製造・販売する合弁会社を設立する計画を発表した。3社は4月25日、同計画の事業性を検討するための共同開発契約書を締結した。2020年頃から燃料電池車向けに炭素繊維を使用した高圧水素タンクを製造することを計画している。ヘキサゴンリンカーンは、ノルウェーの樹脂ライナー製炭素繊維強化圧力タンク(コンポジットタンク)メーカーであるヘキサゴンコンポジット の100%子会社で、天然ガス車や輸送・貯蔵用のコンポジットタンクのノウハウを生かし、燃料電池車用高圧水素タンクの開発に取り組んできた。