英自動車生産、3月は9.8%増

英自動車工業会(SMMT)が4月28日発表した2015年3月の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産は15万9,074台となり、前年同月に比べ9.8%増加した。輸出が14.3%増の11万8,332台と好調だった。国内出荷は1.4%減の4万742台だった。

1~3月の累計は全体が前年同期比10.3%増の44万3,581台。内訳は、輸出が11.1%増の32万9,653台、国内出荷も1~2月の伸びが反映され8.0%増の11万3,928台に拡大した。

■商用車生産は13.0%減、前年の急増が影響

3月の商用車生産は、前年同月比13.0%減の8,398台と大きく落ち込んだ。SMMTによると、前年3月の生産台数(前年同月比43.3%増の9,648台)が極めて多かったことの反動がある。3月の内訳は、国内向けが23.7%減の3,868台、輸出は1.1%減の4,530台だった。1~3月の累計では、全体が前年同期比0.9%増の2万3,639台。輸出が19.8%増の1万2,450台と大幅に伸びている一方、国内向けは14.2%減の1万1,189台にとどまった。

3月のエンジンの生産は前年同月比1.5%減の22万7,134基。国内向けが24.6%増の9万7,326基と2ケタ増だったのに対し、輸出は14.9%減の12万9,808基にとどまった。1~3月の累計は、全体が前年同期比3.5%増の66万7,888基。内訳は、国内向けが26.9%増の28万9,291基、輸出は9.3%減の37万8,597基だった。

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