BMW、SUVへのシフトで利益圧迫

独高級車大手BMWのフリードリッヒ・アイヒナー取締役(財務担当)は5月3日、2016年第1四半期(1~3月)の決算発表でジャーナリストに対し、セダンからSUVへのシフトによりコスト圧力が高まっていることを明らかにした。

特に米国では、ガソリン価格の低下が長期的に続いていることを背景に、セダンやハッチバックといった従来主流だった車種の販売が落ち込む一方、ピックアップ、SUVへのシフトが進んでおり、セダンやハッチバックの販促費が増えているという。

同社の自動車部門の第1四半期の営業利益(EBIT)は、SUVへのシフトのほか、為替相場の影響もあり、前年同期比1.7%減の17億6,300万ユーロにとどまった。EBITベースの売上高利益率は9.4%と、前年同期の9.5%から若干後退した。

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