BMW、MINIのコンパクトセダン発売に消極姿勢

独高級車大手BMWのペーター・シュヴァルツェンバウアー取締役(MINI/モトラッド(二輪)/ロールスロイス/BMWグループ・アフターセールス担当)は、業界紙『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』によるインタビューに対し、MINIブランドからコンパクトセダンを発売することの是非や電気駆動車(エレクトロモビリティ)を発売する可能性などについて語った。

コンパクトセダンについては、市場規模を考えると興味深いセグメントではあるが、小型車ブランドとしてのイメージを損なう恐れがあり、MINIブランドにはふさわしくないとの見解を示した。これに対し、ロードスターのコンセプトカー「スーパーレッジェーラ」については、MINIブランドに完璧に合ったモデルであるが、ロードスターセグメントの市場規模は小さく、ビジネスとしては採算性で難しい面があると説明した。

■MINIからプラグインハイブリッド車も

MINIからエレクトロモビリティを発売する可能性については、大都市が都心走行を電気駆動車のみに制限するような規制を導入した場合、MINIも対応できなければならないとし、プラグインハイブリッド車が妥当な解決策であるとの考えを示した。純粋な電気自動車を発売する計画は現時点ではないことも明らかにした。

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