仏フォルシア、自動車用シートの技術センター開設

仏自動車部品大手のフォルシアは10日、フランスのブリエール=レ=セレに自動車用シートの技術センター「カバーテック(CoverTech)」を開設したと発表した。シートカバーのデザイン、裁断、縫製、組み立てに関する新しい技術や生産工程などを研究する。同センターは2015年12月に業務を開始している。

新技術センターの開設は、デザインや工業、製造分野でデジタル技術の導入が進んでいることがある。フォルシアは新技術センターでの研究を通して、◇認識可能な品質◇手頃な価格のイノベーション◇自動車における健全性――の3点において同社の主導的な地位を強固なものにする。新技術センターは、自動車用シートのデザインスタジオに近く、シミュレーションや試験設備も整っている。

フォルシアはこれまでにもブリエール=レ=セレに他の分野で技術センターを開設している。2011年にはシートフレームの技術センター「フレームテック(FrameTech)」、2012年にはシート用電子部品の技術センター「イーラボ(e‐Lab)」を開設し、自動車メーカーから高い評価を受けているという。

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