独レヒリング、ヴォルムスに新技術センターを建設へ

独樹脂部品メーカーのレヒリングは11日、ドイツ中西部のヴォルムスに建設する新しい技術センター「テクニカルセンター・ヴォルムス」の定礎式を行った。新技術センターの建設投資は900万ユーロ。2017年春から業務を開始する予定。

レヒリング・グループの世界的な事業成長を受けて、ヴォルムスの生産や物流、オフィス用のスペースが手狭になったため、同社は新技術センターの建設を決めた。ヴォルムスの拠点では、ドイツ、ベルギー、チェコの拠点を統括している。なお、新技術センターは、世界の拠点を対象にした新製品の開発やプロジェクトも担当する。

同センターの建設のため、既存の管理棟2棟を取り壊し、床面積4,500平方メートルの3階建て社屋を建設する。これまで分散していたイノベーション/エンジニアリング、事業開発、プロジェクトマネジメント、品質管理、プロセス技術、工業エンジニアリング、販売、調達の各部署を新技術センターに集約し、移転により空いたスペースを生産・物流スペースとして活用する。

ヴォルムスは、本社のあるマンハイムの近郊に位置する。現在は約6,500人がヴォルムスに勤務しており、うち、生産部門が約320人を占めている。「テクニカルセンター・ヴォルムス」には、従業員約230人が移転する予定。2017年にはエンジニアを15~20人増員することも計画している。

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