米自動車部品大手のビステオンは16日、ブルガリアの首都ソフィアにソフトウエア開発業務の新しい技術オフィスを開設したと発表した。ソフィアの既存拠点から従業員700人が新オフィスに移転する。同拠点では今後さらに150人を増員する計画。ビステオンは今回の措置により自動車向けソフトウエアの需要拡大に対応する。
同社は2001年にスタートアップ事業子会社としてソフィアにソフトウエアセンターを設立した。同拠点は、インフォテイメントやヘッドアップディスプレーなどのソフトウエアを開発しており、ビステオンにとって世界最大のソフトウエア開発拠点に成長した。
新オフィスの面積は8万9,000平方メートル。自動車業界では、コネクテッドカー(ネット接続型自動車)や自動運転技術の発展により、ソフトウエア開発の需要が急速に拡大している。