PSAと起亜のスロバキア工場、生産台数が前年を上回る見通し

自動車大手の仏PSAグループと韓国の起亜自動車は、スロバキア工場の2016年の生産台数が前年を上回ると見込んでいる。中欧向けの輸出好調が背景にある。業界紙『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』が報じた。同紙によると、同国の自動車生産は2016年も100万台を超える見通し。

スロバキアには現在、PSA、起亜、独フォルクスワーゲン(VW)の3社の自動車工場がある。2018年には印タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)がスロバキア西部のニトラに建設する新工場が生産を開始する予定。

同紙によると、起亜のスロバキア工場では2015年に33万8,000台を生産した。ユーロ圏向けの輸出拡大を受けて、2016年の生産台数は前年を上回ると見込んでいる。

PSAのスロバキア工場は2015年に30万3,000台を生産した。2016年の生産台数は前年より5%増加すると見通し。

また、VWのスロバキア工場は、2016年の生産規模で前年並みの約40万台を見込んでいる。

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