マッピング・位置情報サービス会社のヒア(HERE)とドイツの自動車大手や電力会社などが設立したジョイントベンチャーHubjectは6月15日、提携すると発表した。ヒアの情報をベースにした地図やナビゲーションシステム、アプリを使用する電気自動車のドライバーに、Hubjectが管理するプラットフォームに登録されている充電スタンドの利用状況などをリアルタイムで伝える。
ヒアとHubjectのプラットフォームを連携する作業は今夏に完了する予定。これにより、ヒアのサービスを利用するドライバーは、充電スタンドの住所や充電器のタイプ、利用状況などの情報をリアルタイムで入手でき、利便性が向上する。
Hubjectは自動車大手のBMW、ダイムラー、自動車部品大手のボッシュ、電力大手のEnBWとRWE、電機大手のシーメンスの6社が2012年に設立したジョイントベンチャーで、「eローミング・プラットフォーム」と呼ばれるオープン方式のプラットフォームを運営している。ドライバーは最初の登録手続きを済ませれば、同プラットフォームに参加するすべての事業者の充電インフラを利用できる。