独高級車大手BMWは、部品やアクセサリー、ライフスタイル製品のオンライン販売を国内で試験導入する。秋にはドイツ全域にサービスを拡大し、その後、欧州にも広げていく方針だ。
独業界紙『オートモビルボッヘ』(6月13日付、オンライン版)によると、BMWは当初は、ドイツのディーラー3社を使ってオンライン販売を開始する。注文した製品の配送先は、自宅またはディーラーを選択することができる。
オンライ販売のターゲットグループは、◇車の改造を自身で手掛ける人◇ディーラーに部品の組み込み依頼する人◇ライフスタイル製品を衝動買いする人――の3グループであるという。最大のターゲットは、改造を自ら行う個人で、BMWでは当該グループがオンライン販売の約50%を占めると見込んでいる。
■ 新車のオンライン販売の準備も
オンライン販売の導入は、部品の販路を近代化することに加え、新車のオンライン販売に備えて、顧客とディーラーがオンライン販売のシステムやサービスに慣れることも目的としている。
BMWは英国で先駆けて新車のオンライン販売を開始している。ドイツでも近く新車のオンライン販売を開始する計画という。