独自動車部品大手のエルリングクリンガーは6月6日、中国の蘇州に建設していた新生産棟を稼働させた。同工場では主に軽量樹脂部品を生産している。従業員数は現在370人だが、2020年までに500人に拡大する予定。
エルリングクリンガーは1993年から中国に工場を持つが、2008年にスイスのSEVEXグループを買収したことで蘇州に生産拠点を得た。新生産棟の面積は約3万平方メートルで、全体の4分の3を生産スペースに充てている。新工場では構造部品や、コックピットおよびフロントエンド向けのポリマー・メタル・ハイブリッド部品、フッ素樹脂PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などを生産する。また、研究開発用のスペースも確保しており、事務室、会議室、社員食堂も備えている。