BMWグループ、6月販売は9.1%増加

独高級車大手のBMWは12日、2016年6月のグループ販売が22万7,849台となり、前年同月に比べ9.1%増加したと発表した。アジア、ヨーロッパの販売が好調だった。上半期(1~6月)の累計は前年同期比5.8%増の116万3,139台に拡大した。

同社のイアン・ロバートソン取締役(販売・マーケティング担当)は、「当社は引き続き、持続可能かつ利益を確保できる販売成長を目指していく。一部の市場が難しい環境にも関わらず、6月の販売ではまさに目指している結果を出すことができた」とコメントした。

6月のブランド別販売は、BMWが前年同月比9.7%増の18万9,097台だった。「2シリーズ」、「X1」、「X3」、「5シリーズ」の販売が伸びたほか、「7シリーズ」も6,301台(92.6%増)と好調だった。

■ 「BMW i」と「iパフォーマンス」、西欧で販売好調

電気駆動車を販売するサブブランド「BMW i」と「BMW i」の技術を採用したBMWブランドの「iパフォーマンス」モデルは西欧市場で需要が高く、特に電気駆動車の購入補助金を導入している国で両モデルの販売が好調だった。例えば、オランダでは「BMW i」と「iパフォーマンス」のモデルが6月の同国におけるBMWブランドの販売全体の14.9%、スカンジナビアでも13.2%を占めた。

6月の地域別販売(BMWおよびMINI)は、欧州が前年同月比15.0%増の11万303台、アジアも12.3%増の6万7,723台と好調だった。アジアのうち、中国が4万5,300台(12.8%増)を占めた。アメリカは8.4%減の4万2,425台で、うち米国は3万3,769台(11.9%減)に低迷した。

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