自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは7月4日、電動ヒーターを製造する子会社のエーベルスペッヒャーカテム(Eberspaecher catem)がセラミック部品などを製造する独パウル・ラウシェルト・シュタインバッハから同月1日付けで独テューリンゲン州にあるへムスドルフ工場を買収したと発表した。
へムスドルフ工場では従業員80人が自動車用PTCセラミックヒーターに必要なセラミック部品を製造している。
PTCセラミックヒーターは高電圧対応で、迅速に暖気を車内に送風することができる。特にハイブリッド車や電気自動車では、内燃エンジンの排熱を利用できないため、高電圧対応のPTCヒーターの需要が高まっているという。