BMW、新型車載充電池を7,000ユーロで販売

独高級車大手のBMWは電気自動車「i3」向けに容量の大きい新型車載充電池を7,000ユーロで販売している。本来の販売価格は5桁(1万ユーロ以上)だが、従来の車載電池を下取りすることで顧客に配慮した低めの価格設定にした。同社の広報担当者が独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』(電子版:FAZ.NET)の取材に明らかにした。

これまでよりエネルギー密度の高い新型リチウムイオン電池を搭載したバージョン「i3(94Ah)」は1,200ユーロの上乗せ価格で購入することができる。ただ、新型電池のサイズは従来モデルと変わらないため、従来モデルの購入者も電池のみを交換することができる。BMWは引き取った従来モデルの電池を、定置用蓄電池として再利用する。

新型電池の電池容量は33キロワット時(kWh)で、1回のフル充電による航続距離は新欧州ドライビングサイクル(NEDC)燃費モードで300キロメートル(km)に伸びる。従来モデル「i3(60Ah)」(電池容量:22kWh)の190 km(NEDC)と比べると航続距離は約50%拡大することになる。

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