ポルシェ・コンサルティング、ミュンヘン事務所を開設

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級スポーツカーメーカーであるポルシェはこのほど、マネジメントコンサルティング子会社のポルシェ・コンサルティングがミュンヘン事務所を開設したと発表した。従業員数は現在の50人から2018年末までに80人に増える見通し。ミュンヘン事務所では、自動車、自動車部品、機械・産業設備・航空・宇宙、金融サービスの分野に重点を置く。

ポルシェ・コンサルティングのエバーハルト・ヴァイブレン社長はミュンヘン事務所の開設に際し、「あらゆる経済分野におけるデジタル化が成功するようコンサルタントとして貢献したい。まさに伝統的な企業はデジタル化への転換で支援を必要としている」と述べ、今後の抱負を語った。

ポルシェ・コンサルティングは1994年の設立。ドイツではビーティッヒハイム=ビッシンゲン(シュツットガルト近郊)、ハンブルクについて3カ所目の事務所となる。国外には、ミラノ(イタリア)、上海(中国)、アトランタ(米国)、サンパウロ(ブラジル)に拠点を持つ。2015年の売上高は前年比約15%増の1億360万ユーロと、初めて1億ユーロを超えた。世界の従業員数は385人、年内に70人を増員する方針。特にデジタル化やスマートモビリティなど新しいモビリティコンセプト分野の専門家を採用する計画という。

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