トヨタ欧州法人、上半期販売5.6%増・ハイブリッド車の販売好調

トヨタ自動車の欧州統括会社トヨタモーターヨーロッパ(TME)は13日、2016年上半期(1~6月)の販売(トヨタおよびレクサス)が47万6,000台となり、前年同期に比べ5.6%増加したと発表した。ハイブリッド車や高級車ブランドであるレクサスの販売が好調だった。TMEは、欧州連合(EU)および欧州自由貿易連合(EFTA)加盟国のほか、ロシア、カザフスタン、ウクライナ、コーカサス、トルコ、イスラエルを営業地域としている。

上半期のハイブリッド車の販売は前年同期比44%増の14万5,160台に拡大した。これはTMEの上半期の販売全体の31%に相当し、2015年通期の同割合(24%)を大幅に上回る。ブランド別では、トヨタが上半期の販売の28%、レクサスは63%がハイブリッド車だった。TMEは2016年通期では28万台のハイブリッド車販売を目標に掲げており、中期目標としてハイブリッド車の割合を2020年までに50%に引き上げることを目指している。

レクサスの上半期の販売は前年同期比16%増の3万6,405台に拡大した。ロシアでは高級車市場が6%縮小する中で、17%増の伸びを確保した。

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