独ダイムラー、トラックの交換部品生産に3Dプリンタ導入

独自動車大手のダイムラーは13日、メルセデスベンツのトラック用純正(オリジナル)交換部品の製造に3Dプリンタを導入すると発表した。9月から30種類の樹脂製交換部品を出荷する予定で、今後さらに種類を増やしていく方針を示している。

ダイムラーはこれまで、プロトタイプ部品の製造に3Dプリンタを使用してきた。現在は年10万以上のプロトタイプ部品を3Dプリンタで製造している。プロトタイプ部品で培ったノウハウをアフターセールス事業に生かしていく方針だ。交換部品は粉末焼結積層(SLS)方式で生産する。

交換部品事業では、長期間に渡り金型や一定の部品数を在庫として確保しておく必要があるが、3Dプリンタではデータを基に需要に応じて小規模でも生産できる利点がある。

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