独自動車部品大手のコンチネンタルは近く、独競合のコンラート・ホルンシューフを買収するもようだ。買収価格は約4億ユーロと見られている。18日付の『ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)』(電子版)が報じた。
コンラート・ホルンシューフは1898年の設立で、自動車や家具、建築向けの人工皮革や機能フィルムなどを生産している。WSJによると、同社は世界80カ国以上で従業員約1,800人を抱えており、昨年の売上高は約4億1,000万ユーロだった。同社の買収は、コンチネンタル傘下の自動車用内装表面材メーカーであるベネッケ・カリコの競争力強化に寄与すると見られている。
独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、コンラート・ホルンシューフには現在、プライベートエクイティ会社のエクイストーン・パートナーズが75%以上を出資している。コンラート・ホルンシューフは同紙の取材に対し、「交渉は最終段階にあるが、結果はまだオープン」と述べ、交渉相手についてもコメントを控えた。