独樹脂加工メーカーのヴァイス・クンストシュトフフェアアルバイトゥング(以下、ヴァイス)は、ハンガリーにあるジュール工場の生産能力を増強する。今年10月に新しい生産棟の建設を開始し、2017年5~6月に生産を開始する予定。独業界誌『オートモービルインダストリー』(電子版、20日付)が報じた。
同誌によると、新しい生産棟の建設投資は約200万ユーロで、面積は2,000平方メートル。ジュール工場の生産能力増強はこの10年で4回目になるという。なお、ヴァイスはジュール工場と並行して、ドイツのイラーシュタインにある本社工場でも生産能力の増強を進めている。本社工場では生産工程の自動化率が高く、生産規模の大きい高度な部品を主に生産。これに対し、ジュール工場では手作業の割合が高く、コスト競争力が求められる中規模の受注に主に対応している。